マキタ「MUC032G」フルスペック判明!40Vmaxトップハンドルチェンソーの新モデル
マキタは2026年7月14日、40Vmaxシリーズの充電式チェンソー新モデル「MUC032G」を発表した。公式サイトの製品ページで価格と詳細スペックがすべて確認できたので、本記事では確定情報のみをもとにMUC032Gの特徴と価格をまとめる。「35mLエンジン式クラスで重負荷作業に対応」するトップハンドルチェンソーで、太径の枝払いや特殊伐採、高所作業を主用途に開発されたモデルだ。
MUC032Gのラインアップと価格(公式サイト確認済み)
| 型番 | ガイドバー長さ | カラー | 標準小売価格(税別) | バッテリ・充電器 |
|---|---|---|---|---|
| MUC032GZR1 | 300mm | – | 79,300円 | 別売 |
| MUC032GZR2 | 350mm | 赤 | 81,600円 | 別売 |
| MUC032GZR3 | 400mm | – | 83,900円 | 別売 |
| MUC032GRU(セット) | 350mm | 青 | 130,700円 | バッテリBL4040F(4.0Ah)×1本、充電器DC40RA付属 |
MUC032Gの詳細スペック(公式サイト確認済み)
| 項目 | ZR1(300mm) | ZR2(350mm) | ZR3(400mm) | RU(350mm) |
|---|---|---|---|---|
| チェーンスピード | 0〜25.0m/秒(0〜1,500m/分) | |||
| チェーン形式 | 80TXL-51E | 80TXL-59E | 80TXL-64E | 80TXL-59E |
| 電源 | 直流36V(40Vmax、満充電時のバッテリ電圧) | |||
| 振動3軸合成値 | 3.4m/s²(EN62841-4-1規格に基づき測定) | |||
| 1充電作業量(杉丸太φ300mm目安) | 約25本(BL4040F装着時。数値は参考値で、バッテリの充電状態や作業条件により異なる) | |||
| 本機寸法(長さ×幅×高さ) | 570mm | 635mm | 675mm | 635mm |
| 質量 | 3.8kg | 3.9kg | 4.0kg | 3.9kg |
| ハンドル仕様 | トップハンドル | |||
| ガイドバー仕様 | スプロケットノーズ | |||
| エンジン換算クラス | 35mL | |||
| 防じん・防水 | ウェットガード/本体IPX4/バッテリIP56 | |||
| 標準付属品 | チェーンオイル、チェーンカバー、ボックスレンチ13、丸型ヤスリ4 | |||
※本機寸法・質量はチェーン刃、ガイドバー、バッテリBL4040F込みの数値。推奨バッテリはBL4040F・BL4050Fが◎(推奨)、BL4040・BL4080Fが○(使用可)。
MUC032Gの主な特徴
35mLエンジン式クラスで重負荷作業に対応:40Vmax仕様のトップハンドルチェンソーに、太径の枝払いを軽快にこなすハイパワー仕様が登場。優れた取り回し性とパワーで、特殊伐採における幹の伐採など重負荷作業もパワフル&スピーディにこなす。
クラス最高の切断能率:小型・軽量な高回転アウタロータ ハイパワーブラシレスモータとダイレクトドライブにより、チェーンスピード25m/秒(1,500m/分)というスピーディな切断を実現(マキタ調べ、2026年7月時点。同クラス・同出力帯のトップハンドルチェンソーとの比較)。
最適バランス設計:手元とバッテリの距離が近い設計で、縦向き・横向きの切り返し時のストレスを軽減。350mm仕様で3.9kgというクラス最軽量ボディと合わせ、作業時の負担を抑えている。
リトリガ不要の再起動:過負荷でロックしても、負荷を取り除けばトリガを引き直さずに再起動できる(ロックの状態によっては再起動できない場合もある)。
高い防水性能:防滴・防じんの「ウェットガード」構造、本体防水保護等級IPX4、バッテリIP56により、雨の中でも運転可能な仕様(マキタ自身が「故障しないことを保証するものではない」と注記している)。
使いやすさを高める機能:厚手グローブでも押しやすい新型スイッチ、チェーンブレーキ作動・本機高温/過負荷・バッテリ残容量などを表示する統合ディスプレイ、カラビナ等に片手で着脱できるクイック着脱フックを搭載。
40Vmaxバッテリの汎用性:ヘッジトリマ、草刈機、ブロワ、インパクトレンチ、ハンマドリル、マルノコ、クリーナ、ライトなど、他の40Vmax製品と共通でバッテリを使用できる。
MUC032G vs MUC008G、同じトップハンドルでどう違う
マキタの40Vmaxトップハンドルチェンソーには、すでに30mLクラス相当の「MUC008G」がある。同じハンドル形状・同じ40Vmaxバッテリー対応でクラスだけが異なるため、購入を検討する際に最も比較されやすい組み合わせだ。
| 項目 | MUC032G(公式確認済み) | MUC008G |
|---|---|---|
| クラス | エンジン式35mL相当 | エンジン式30mL相当 |
| チェーンスピード | 25m/秒(1,500m/分) | 24.8m/秒(1,490m/分) |
| チェーン形式 | 80TXL(薄刃) | 25AP |
| ガイドバー長さ | 300/350/400mm | 200/250/300mm |
| 質量 | 3.8〜4.0kg | 約3.7kg(250mm) |
| 防水保護等級 | ウェットガード/IPX4/IP56 | ウェットガード/IPX4 |
| 本体のみ価格(税別) | 79,300〜83,900円 | 参考値:約41,600円 |
MUC032Gはガイドバーが長く(最大400mm)、対応できる木の太さの幅が広い一方、価格はMUC008Gのおよそ倍になる。太い枝の枝払いや特殊伐採など負荷の大きい作業を想定するならMUC032G、細い枝の剪定や小径木中心の軽作業でコストを抑えたいならMUC008G、という住み分けで考えるのが分かりやすい。
金物屋スタッフの本音
正直に言うと、MUC032Gの実機はまだ店頭に入荷しておらず、触った経験はない。ここから先はマキタ公式サイトの記載情報と、同じトップハンドル機であるMUC008Gを扱った経験からの類推であることをお断りしておく。
店頭でMUC008Gを扱った際によく聞かれたのが「軽いのは分かるけど、太い枝でパワー不足にならないか」という質問だった。MUC032Gはチェーン形式が薄刃の80TXLに変わり、ガイドバーも最大400mmまで選べるようになっているので、この不安に応える上位グレードとして投入されたモデルという印象を受けている。公式サイトにも「特殊伐採における幹の伐採など、重負荷作業もパワフル&スピーディにこなす」という記載があり、単に軽いだけでなく高負荷時の粘りも意識した設計に見える。ただし実際の切断フィーリングは触ってみないと分からない部分も大きく、この点は今後実機に触れる機会があれば追記したい。
価格については、MUC008Gの4万円台という手に取りやすさに対し、MUC032Gは本体のみで8万円前後とほぼ倍の価格帯になる。売り場感覚として、この価格差は「軽作業用の入門機」と「プロの本格作業用機」を分けるラインとしては妥当な範囲に見える。セット品のMUC032GRU(バッテリ・充電器付き)は130,700円で、すでに40Vmaxバッテリを持っているかどうかで、本体のみとセットのどちらを選ぶべきかが変わってくるだろう。
現場目線で見るMUC032Gの立ち位置
すでに40Vmaxバッテリーをヘッジトリマや草刈機、インパクトレンチなどで使っているユーザーなら、本体のみ(ZR1〜ZR3)を選んでバッテリーを共有すれば導入コストを抑えられる。これから40Vmax製品を初めて揃える場合は、バッテリ・充電器付きのMUC032GRUを選ぶと単品で完結する。これから充電式チェンソーを初めて揃える場合は、MUC008G(30mLクラス・軽作業向け)とMUC032G(35mLクラス・太径対応)のどちらが自分の作業量に合うかを、木の太さと作業本数の両面から見極めておきたい。マキタの充電式チェンソーはこの2機種のほかにリアハンドルの35mLクラス(MUC022G/027G)や50mLクラス(MUC030G)もあり、トップハンドルは高所・特殊伐採向け、リアハンドルは地上での本格作業向けという大まかな使い分けがある。
チェンソーのメンテナンス基礎(初心者向け)
充電式チェンソーは操作こそエンジン式より簡単だが、メンテナンスの基本は変わらない。作業前後にチェーンの張りを確認し、緩んでいればテンション調整を行う。チェーンオイルはバー・チェーン専用のものを都度補充し、切れ味が落ちてきたと感じたら早めにヤスリ目立てか交換を検討する(MUC032Gには丸型ヤスリが標準付属)。バッテリー本体は高温になる場所での保管を避け、長期間使わない場合は50%程度の充電状態で保管するとバッテリーの劣化を抑えやすい。使用後はガイドバーの溝に詰まった木くずを取り除いておくと、次回の始動がスムーズになる。
よくある質問
Q. MUC032Gはトップハンドルとリアハンドル、どちらですか?
A. マキタ公式サイトに「トップハンドル仕様」と明記されている。
Q. MUC032Gの価格はいくらですか?
A. 本体のみ(税別)はZR1(300mm)79,300円、ZR2(350mm)81,600円、ZR3(400mm)83,900円。バッテリ・充電器付きのセット(MUC032GRU、350mm)は130,700円。
Q. MUC032Gの質量は?
A. チェーン刃・ガイドバー・バッテリBL4040F込みで、300mmが3.8kg、350mmが3.9kg、400mmが4.0kg。
Q. MUC032GとMUC008Gの違いは何ですか?
A. どちらもトップハンドルの40Vmaxチェンソーだが、MUC032Gがエンジン式35mLクラス相当、MUC008Gが30mLクラス相当。MUC032Gはガイドバーが最大400mmまで選べ、チェーンも薄刃の80TXLを採用しており、価格もおよそ倍になる。
Q. 雨の日でも使えますか?
A. 防塵・防滴の「ウェットガード」構造、本体防水保護等級IPX4、バッテリIP56に対応しており、雨天での使用を想定した設計になっている。ただしマキタ自身が「故障しないことを保証するものではない」と注記している。
まとめ
マキタMUC032Gは、40Vmaxトップハンドルチェンソーのラインアップに新しく加わった35mLクラス相当モデル。ガイドバー300〜400mmの3仕様、薄刃の80TXLチェーン、チェーンスピード25m/秒、質量3.8〜4.0kg、ウェットガード構造による高い防水性能を備え、本体のみ79,300〜83,900円、セット品は130,700円(いずれも税別)で展開される。同じトップハンドルのMUC008G(30mLクラス)と比べてパワーと対応径で上回り、太径の枝払いや特殊伐採といったハードな現場でこそ真価を発揮するモデルだ。
この記事は2026年7月15日時点の情報をもとに作成しています。最新の価格・仕様はマキタ公式サイトをご確認ください。

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